GP東京
2016年5月9日GP東京に行ってきました。特に勝ったわけではない(自己満)
今回は神戸の時の反省を生かし、1つのデッキに拘らず色々なデッキを選択肢に入れて考えるというのを念頭に置く。
PTが終了し、白緑トークン、黒緑ハスク、季節コントロールなど様々なデッキが世に出てきたのでそれぞれに対する雑感
・白緑トークン
デッキパワー、メタ的な立ち位置も良いPT王者。
構造上バントカンパニーを含めた地上戦に強く、ニッサの誓いによる安定感や4枚積みのカードの多さからゲームプランも立てやすく引きムラも少ない。
バラバラの除去耐性のある強力なクリーチャーやPWにより相手に除去を強要させたり、除去が噛み合わなければ負けまで持っていける。
同系の膠着が多く、バントのように変位エルドラージを採用出来ない為打開がアヴァシン頼みになってしまう。
・黒緑ハスク
ハスクズーラポートのコンビは4Cラリーが消えた後も健在。
1枚1枚は弱いが集まると強烈なシナジーを形成し、ドレインという攻めによって相手の盤面関係なく勝ち、所謂ドブンやブン回りが多い。
薄暮見の徴募兵がとても強く使え、謎の石の儀式と合わせるとドレインだけで20点吸いきることも可能なデッキ。
弱点としてはカリタスにとても弱く、(サイド後はある程度改善されるとはいえ)メインに複数枚採用される可能性が高いカード1枚に負けうるのはGPという長丁場を戦う上でどうなのかという点。
・季節コントロール
豊富な除去とアドバンテージ獲得手段により中速~低速のデッキに滅法強く、2色なので序盤のもたつきもなく序盤さえ捌ければ中~終盤以降は無双といった感想。
青(カウンター)がない為除去がちぐはぐになることがあり、インスタントタイミングでアドバンテージを取ってくるカード(集合した中隊、荒野の確保など)に弱い。
・白黒コントロール(エルドラージ含む)
白黒の質のいい除去とPWにより季節コンと同じように中~長期戦に強い。
難題の予見者の4/4というサイズが環境的に強く、除去を抜けば合わせて2枚使わせられる為アヴァシンやPWなど他のマスト除去のパーマネントが残りやすくなる。
変位エルドラージやカリタスなどタダ強カードが多いのも○
これもカウンターがないので集合した中隊や荒野の確保に弱く、インスタントタイミングで動きやすいデッキには不利が付くという感想。
・赤緑ゴーグルランプ
デカブツに頼った勝ち手段に巨人の陥落というバーンを加え、従来のランプより多角的な攻めが出来るようになったランプ。
大量のドローソースによる手札の質の向上や、ゴーグルから癇しゃくや焦熱の衝動などによりタフ4以上のクリーチャーにも対処しやすく、火力コン的な立ち回りも可能。
純ランプより土地の伸びるスピードが圧倒的に遅く、火力をカウンターされてクロック負けする場面が多い。
・白単人間
前環境は赤だったが、今環境のアグロ枠は白らしい(元々白はアグロの色らしいが)
アタルカレッドとは違い、火力によるバーンや速攻はないがそれを補って良質な除去とサイズがある。
グリフの加護により地上が膠着しても攻められる為、地上が膠着しても火力による突然死がないという意識を外すことが出来る。
インスタントタイミングでクロックを展開することが出来ない上に速攻もないので、衰滅をモロに食らってしまう感想。
・バントカンパニー
インスタントでのクロック展開、ジェイスやニッサなどPWによるコントロールも出来る万能なデッキといった感じ。
同系の膠着も変位エルドラージにより改善出来、変位反射のギミックはミッドレンジにとても強い。
序盤のクロックが揃う前のPW(ニッサ)に弱く、アヴァシンにも弱いのが弱点。
とまぁこんな感じで考えてて、最初は対応力の高さから白黒を回すも、バントや白緑などメジャーなデッキに相性が悪く、対応力は高いが少し下振れるとすぐ負けるのでお蔵入り。
ここで白黒でバントを相手にした際、集合した中隊が強いという結論に(当たり前)
中隊を使う上で自分が決めていたことは
1.なるべく中隊に頼ったプレイをしない
2.中隊以外を強いカードでデッキを構成する
の2つ
1はまぁ当然で、ランダム性が強く外した時の損害が大きいカードを使うのには当たり前だと思う。
2についても中隊のリスクを最大限緩和出来るように、中隊をスカるもしくは引かない場面でも勝負が出来るようにするような中隊デッキを使いたい、ということで1と2の条件に合致したバントカンパニーを選択。
現環境のバントカンパニーは知り合いで使用者が他に2人いた為、単純にフィードバックが3倍になるのが良かった。ここは次の構築GPでも生かしていきたい。
PTでも海外の大きなチームが安定して結果を残してるし、チーム調整の重要さを改めて確認した。
GP5日前のPPTQで、知り合いの1人から変位エルドラージが強いという話を聞く。
元々存在自体はTeam Cygamesの記事で知ってはいたが、その段階では3色デッキに無色マナを要求するカードを入れるのはデッキのマナベースに影響が出る(特に荒地)と思い、別のアプローチを考えていた(メインリンヴァーラ、メインに悲劇的な傲慢)。
緑白トークンを使っていた知り合いがいたので試しにフリーしてみると、このカード、とても強い!
変位エルドラージ+反射魔道士の盤面はマナさえあればソフトロック状態になるし、単体でもアヴァシンや高P/Tの生物、トークンなどバントが苦手な要素に強く、マスターピース感があった。
ということで、3日前のPPTQでは変位エルドラージを採用して臨んで5-3
成績は全然パッとしなかったけど、不利だった緑白トークンに1枚で勝てたりとカード自体は中々の手ごたえ。
サイドボードに若干の手直しを加え本番へ
GP東京当日
朝起きるとやたら首が痛い。
この大事な本番当日に首を寝違えてしまい、眠くはなかったものの別なところで体力を削がれる要素が・・・
幸いGPTでbyeを獲得出来ていた為、2回戦までの時間に知り合いを煽ったり座ってゆっくりしたり出来たので多少は改善されたはず
Day1
bye
bye
白緑トークン○○
バントミッドレンジ○○
エスパードラゴン××
赤緑純ランプ○×○
白緑トークン×○×
青白フラッシュ×○×
黒緑ハスク○○
2bye込み6-3でなんとか2日目
bye開け3回戦から緑白を使っていた上記の知り合いに当たるもなんとか勝ち
一緒に調整していたのは自分を除き6人だったので、6/3300を引くw なんという無駄運・・・
Day2
グリクシスコントロール○○
バント人間×○×
バントカンパニー×○-
白緑トークン○××
白緑トークン○×○
エスパードラゴン○○
3-2-1でトータル9-5-1でノーマネー論外という成績に
12回戦のバントミラーは
こちらライフ18手札0、相手ライフ9手札0。こっちの場がリンヴァーラ、天使トークン、空中生成、末裔トークン、反射魔道士。相手の場が反射魔道士のみ、お互いミシュラなし
という状況で相手のターンからET入って、まあ概ね勝ちだろと思ってたらそこから相手のトップが中隊(反射魔道士、跳ねる混生体)、アヴァシン、石の宣告という3連トップで粘られて分け。
相手が変位エルドラージの前で長考を繰り返しているのを見て、自分がプレイ速いだけじゃ引き分けが防げないのを痛感。
この辺の認識が甘かった。いつも調整してるメンツはプレイが比較的速かった為、これなら本番でも大丈夫だろと思ってしまった・・・
今回の大きな反省としては、大舞台の上位卓に慣れてなかったこと、長丁場の体力のなさだなと思っていて、5-1からの2連敗がそれを物語ってるなぁとしみじみ。
不慣れで体力的な余裕がなかったのでプレイが手なりになってた可能性も否めないなと感じた。
デッキは弱くなかったけど、たぶんベストデッキは白緑トークンだなと。序盤中盤終盤と隙がなさすぎ笑
中隊に拘らず、もっと別なアプローチも試してみるべきだった。神戸の反省が・・・
練習段階では不利な割にそこそこ勝てていたから、それならバントでもいけると思ってしまった。
というわけで2日目童貞は卒業したものの6-3というお情け密入国スコアだったので、次は8-1以上でPT権利が狙えるラインで2日目進出を目標に。とりあえずスタンは一旦休みでチームリミテの練習をしつつレガシーやり始めます。
京都、千葉でPT目指して更なるレベルアップを!
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